部 歌 & 関 連 歌                 

     内海周航の歌

 


                     漕艇部部歌

一、     
さまよう雲に宿を借り

   霞める丘に宴せし

   白き衣の輝きて

    空行く姿ぞ現なる

   友よ顧りて仰ぎみん

   青き御空の広きかな


二、     
沖の津久根に飛沫なく

   浦辺の白帆動かずて

   鴎静かに憩むとも

   行くは八重なる潮にて

   船木一枚頼みなる

   儚き海の一人旅


三、     
大龍神の振いたる

    剣に光る火の柱

   風荒れ波の逆巻きて

   顔打つ雨に目も見えず

   いまは藻屑と消ゆるかと

   恐れし跡も此処かなるか


四、      波静かなる内海の

    松の緑の島々に

   畑の数多に見えたれば

   オール持つ手の奮い立ち

   潮打ちつつ漕ぎ寄せば

   恋もあらんか椿島


五、     
名も懐しき弁天の

    小島の磯に舫して

   飛沫に濡るる名無島

    歌い聞かせよ海の歌

   いずれ船出は勇ましく

   波路遥かに去るものを


六、      故郷の里を出づるとき

    馬の手綱を引き絞り

   心遥けき海原の

    希望の歌をうたいつつ

    通いし胸の似島に

   青雲遠く望むかな